マスクレス光合成のDNAマイクロアレイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/28 02:40 UTC 版)
「DNAマイクロアレイ」の記事における「マスクレス光合成のDNAマイクロアレイ」の解説
ロシュ・ニンブルジェンが考案したin situのプローブ作成技術であるが、その最大の特徴はマスクレスでの光化学合成である。オリゴヌクレオチドをスライドグラス上で合成する際に、それまでの遮光マスクに代わり紫外線の照射/非照射(光感受性保護基の除去/非除去)をデジタルミラーデバイス上の78万個または420万個の微小な鏡で制御するため、個別作成のプローブアレイを短時間で低コストに作ることができる。また、光の乱反射など物理的な障害が発生せず、長鎖プローブの作成が可能である。2009年現在の日本国内では、ロシュ・ダイアグノスティックスがプローブ作成サービスを提供している。
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