ポリミキシン

微生物の用語解説

ポリミキシン [Polymixins]

　細菌の1種Bacillus polymyxaが産生する塩基性のポリペプチド抗生物質。A,B,C,D,Eなどの成分があり、グラム陰性菌の桿菌、緑膿菌に有効である。臨床的に用いられるが、腎障害などの副作用がおきることもある。ポリミキシンの作用は細菌の細胞質膜へ結合して膜を破壊することであるが、細菌に対する選択毒性が低い。