ボーエン病
ボーエン病
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 18:01 UTC 版)
ボーエン病(ボーエンびょう、英: Bowen's disease)は、皮膚科領域の悪性腫瘍。1912年のジョン・T・ボーエン (John T. Bowen) の論文から命名された。表皮内有棘細胞癌 (carcinoma in situ) の一型で、境界が比較的明瞭で、表層は紅褐色から黒褐色局面を呈し、表面に鱗屑や痂皮を付着する。あらゆる部位に発生する可能性がある[1]。視診でも診断できるが、確定診断には組織学的検査が必要である[1]。高齢者に好発する[2]。
- ^ a b c ボーエン病 MSDマニュアル プロフェッショナル版
- ^ a b ボーエン病 KOMPAS 慶應義塾大学病院
- ^ 牧之段恵里、佐々木祥人、倉田晴子 ほか、砒素が誘因と考えられた多発性Bowen病 皮膚の科学 2004年 3巻 6号 p.567-571, doi:10.11340/skinresearch.3.6_567
- ^ Stone, M.S., Noonan, C.A., Tschen, J., Bowen's disease of the feet: Presence of human papillomavirus 16 DNA in tumor tissue. Arch. Dermatol., 123: 1517-1520, 1987., doi:10.1001/archderm.1987.01660350117026
- ^ 礒田英華、戸倉新樹、【原著】産業医科大学におけるBowen病の統計-多発40例を中心に- 日本皮膚科学会雑誌 2008年 118巻 14号 p.3075-3081, doi:10.14924/dermatol.118.3075 (認証あり)
- ^ a b c 田中武司、森俊典、高田実、広根孝衞、Bowen病およびBowen癌の統計的検討 Skin Cancer. 1991年 6巻 1号 p.130-132, doi:10.5227/skincancer.6.130
- ^ 緒方克巳 ほか、「発癌因子よりみたBowen病 -自験症例21例の検討から」皮膚科の臨床 24(5), p545-556, 1982-05 金原出版, NAID 40003268697
- ^ 曽文賓、台湾における地方病性下肢壊療 (鳥脚病) について 熱帯医学会報 1964年 5巻 1号 p.19-29, doi:10.14876/tmh1960.5.19
- 1 ボーエン病とは
- 2 ボーエン病の概要
- 3 関連項目
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