ボイジャー2号による再発見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 04:57 UTC 版)
「ラリッサ (衛星)」の記事における「ボイジャー2号による再発見」の解説
その後ラリッサは、惑星探査機ボイジャー2号が海王星をフライバイした際に撮影された画像の中から、1989年7月に再発見された。しかしこの時は発見された天体が S/1981 N 1 と同一であることは気付かれないまま、ガラテア、デスピナの発見と合わせて同年8月2日の国際天文学連合のサーキュラーで公表され、S/1989 N 2 という新たな仮符号が与えられた。このサーキュラーでは「5日間に渡って10枚の画像を捉えた」とだけ報告されており、7月28日以前のいずれかの段階で発見されたとみられる。 このように、初めて検出されたのは1981年のライツェマらによる観測であるが、軌道要素を確定できたのは1989年のボイジャー2号による観測であった。国際天文学連合の惑星系命名ワーキンググループでは、発見日を1989年7月、発見者をボイジャー2号の撮像チームとしており、1981年にライツェマらによって掩蔽が観測されていたことを付記している。
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