ホームズとの交流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/29 01:23 UTC 版)
『緋色の研究』に登場して以来、レストレード警部はホームズ作品に警察関係者の中では最も頻繁に姿を見せる人物だけあって、ホームズ、ワトスン両名との関わりも深い。 当初はホームズをアマチュアと侮り、その独特の捜査の方法もやや軽蔑を含んだ目で見ていたが、共に難事件に携わりながらそれらを解決する手際を見るうちに次第に彼の能力に敬意を表するようになり、『六つのナポレオン』の頃には時折個人的にベーカー街を訪れて談笑し、不可解な事件を鮮やかに解決したホームズの手腕をワトスン共々憚りなく絶賛し、逆にホームズを感激させるほどにまで打ち解けている。しかし、それでも『ブルースパーティントン設計書』では証拠を得るために夜盗まがいの行動を取ったホームズに対して「あまりそんな事ばかりしていると、そのうちとんでもない目にあいますよ」と手厳しく釘を刺し、職務に忠実な警官としての一面と共に、親しさの中にもホームズへの変わらぬ対抗心を持ち続けていると感じさせる場面もみられる。 主にレストレード警部が担当している事件にホームズが関わっていくのが多いのだが、『バスカヴィル家の犬』、及び『空き家の冒険』ではホームズからの依頼に応じて警部が現地へと駆けつけており、特に『空き家の冒険』の際にはホームズとの会話から、彼自身の意思で捜査に協力したことが窺える。
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