ホップごとの振舞いとは? わかりやすく解説

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ホップごとの振舞い (PHB)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 03:25 UTC 版)

DiffServ」の記事における「ホップごとの振舞い (PHB)」の解説

DiffServ における 1 台のコアルータによる転送処理をホップごとの振舞い (Per-Hop Behavior, PHB) という。PHB ごとに、そのために使用する DSCP の値が決められている。IETF において標準化されPHB として、つぎの 4 種類がある。 Expedited Forwarding PHB (EF) - 端点間の帯域保証をおこなう仮想専用線サービスのための PHB である。DiffServ ネットワークのエッジルータにおいて契約分のみのトラフィック通過させ、コアルータにおいては契約分の総和上回る帯域確保する (オーバープロビジョンする)。コアルータでは、優先キューイング用いてトラフィック制御するEF においては 1 個だけの DSCP使用するAssured Forwarding PHBs (AF) - EF よりゆるい保証サービス、すなわち最低帯域保証つきのベストエフォート・サービスのための PHB である。DiffServ ネットワークのエッジルータにおいて契約分をこえたトラフィック属すパケットマークをつけ、コアルータが混雑した場合にはマークがついたパケット優先的に破棄するAF のためには AF1 ~ AF4 という 4 つクラス標準化されているが、各 AF クラスは 3 個の DSCP使用する。したがってDSCP の値としては AF11 ~ AF43 という 12 個が使用されるDefault Forwarding PHB (DF) - 最小限資源割り当てる条件があることを除いてベストエフォート意味するBest Effort PHB (BE) と呼ばれることもある。DF のための DSCP は 0 (だけ) である。 Class Selecor PHB (CS) - Cisco実装している IP優先度 (IP precedence) を使用する QoS 保証法と互換性のある PHB である。CS のためには 8 個の DSCP割り当てられている。 DiffServ においては計測結果として違反みつかれば、いったんマーキングされたパケットに対して優先度が低い別のマークに付けかえる処理を行う場合がある。このような処理をリマーキングという。

※この「ホップごとの振舞い (PHB)」の解説は、「DiffServ」の解説の一部です。
「ホップごとの振舞い (PHB)」を含む「DiffServ」の記事については、「DiffServ」の概要を参照ください。

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