ベラボウ

デジタル大辞泉

べら‐ぼう〔‐バウ〕

［名・形動］

１ 程度がひどいこと。はなはだしいこと。また、そのさま。「今日は—に寒い」「—な値上がり」

２ 普通では考えられないようなばかげていること。また、そのさま。「そんな—な要求はのめない」

３ 人をののしっていう語。たわけ。ばか。「何をぬかすか、この—が」

[補説] 語源は、寛文（1661〜1673）末年ごろ、見世物で評判になった、全身真っ黒で頭はとがり、目は赤く丸く、あごが猿のような奇人「便乱坊(べらんぼう)」「可坊(べくぼう)」からという。「篦棒」は当て字。

難読語辞典

便乱坊

読み方：ベラボウ（ｂｅｒａｂｏｕ）

ばかげている事を罵る語

箆棒

読み方：ベラボウ（ｂｅｒａｂｏｕ）

人をあざけりののしっていう語

歴史民俗用語辞典

便乱坊

読み方：ベラボウ（ｂｅｒａｂｏｕ）

（１）一種の見世物となった人物。
（２）ばか。おろかもの。
（３）箆棒。ひどい様子。

別名 可坊

可坊

読み方：ベラボウ（ｂｅｒａｂｏｕ）

（１）一種の見世物となった人物。
（２）ばか。おろかもの。
（３）箆棒。ひどい様子。

別名 便乱坊