ベニモン型について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 03:12 UTC 版)
「シロオビアゲハ」の記事における「ベニモン型について」の解説
シロオビアゲハの雌は遺伝的に2型がある。雄と同じく後翅に白い帯がある「通常型」(白帯型、I型、f. cyrusとも)、そしてもう1つが、後翅に白い帯に加えて赤色の斑点がある「ベニモン型」(赤紋型、II型、f. polytesとも)である。 同じ南方系の蝶であるベニモンアゲハは、幼虫時代にウマノスズクサ科の植物を食草にして育ち、成虫になっても体の中にウマノスズクサの毒素が残留している。このためベニモンアゲハを捕食者(主に鳥類)が捕食すると中毒を起こし、胃の中のものを殆ど吐き出してしまい、以後はベニモンアゲハを捕食しようとしなくなる。 シロオビアゲハは本来無毒の生物だが、ベニモンアゲハに体色を似せることで、敵から身を守っていると考えられる(ベイツ型擬態)。
※この「ベニモン型について」の解説は、「シロオビアゲハ」の解説の一部です。
「ベニモン型について」を含む「シロオビアゲハ」の記事については、「シロオビアゲハ」の概要を参照ください。
- ベニモン型についてのページへのリンク