ベイパーチャンバーとは? わかりやすく解説

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ベーパー‐チャンバー【vapor chamber】

読み方:べーぱーちゃんばー

ヒートパイプ原理利用した面状の放熱部品中空構造金属内に封入され作動液が気化液化繰り返すことで、熱源から離れた場所に熱を輸送する小型化薄型化が進みパソコンスマートホンGPUCPU冷却用いられる


ベイパーチャンバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 05:10 UTC 版)

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ベイパーチャンバー: vapor chamber)とは、熱伝導性を上げる技術・仕組みの一つ。

その原理は、ヒートシンクのベースを中空構造にし、その中に揮発しやすい液体を封入する。すると、熱源からの熱でその液体が気化した蒸気(vaper)がその空間(chamber)内を移動し、ヒートシンク側に到達すると熱が放出されて液体に戻る。この繰り返しで、普通のヒートシンクよりも熱抵抗値が下がる[1]ヒートパイプと大まかな原理は同じものである。ヒートパイプよりも小型化が可能な反面、コストが高いと言われている。

応用

電子機器の冷却

パソコンGPU等のデバイスの冷却に使用される。特に、小型化、薄型化が求められる部分に使用される。Itanium 2GeForce GTX 580等に採用されている(メーカーオリジナル仕様であるなら様々なGPUで採用されている)。

脚注

関連項目



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