ヘロドトスによる表現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/28 17:31 UTC 版)
古代ギリシアの歴史家・ヘロドトスの『歴史』によれば、紀元前492年アケメネス朝ペルシア帝国の海軍が、ギリシア本土に侵攻しようとした際、アトス半島で「神風」にあって艦船が大破、ペルシャ軍は戦わずして潰走したとされている。 ギリシア神話に基づけば、この風は冬にギリシアの北方から冷たい風をもたらすボレアス(Boreas)という神が呼び起こしたもので、時には恐ろしい破壊をもたらしたという。 ボレアスがアテナイの王女オレイテュイアを略奪する神話は、芸術作品の素材としてもよく知られており、アテナイの人々はボレアスを親類としていた。 なお、イソップ物語に登場する『北風と太陽』は本来ボレアスと太陽神アポロンのやりとりであったと言われている。
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