ヘルモゲネスの誇り(友人)の吟味
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 18:33 UTC 版)
「饗宴 (クセノポン)」の記事における「ヘルモゲネスの誇り(友人)の吟味」の解説
次に、ヘルモゲネスの番となる。 ヘルモゲネスは、自分が誇りとする、自分に好意・配慮を示してくれる友人(友)たちとは、(ギリシャ人も異民族も含め、皆が全知全能であると認めている)「神々」のことであり、神託や夢占いや鳥占いを通して、何をすべきで何をすべきでないかを示してくれるし、それに従う時には決して後悔しないが、かつてそれを信用せずに罰を受けたことがあると述べる。 するとソクラテスが、ヘルモゲネスはどのような仕方で神々を友として得ているのか問う。 ヘルモゲネスは、 神々を賞賛する 神々が与えてくれたものの一部を捧げる できるだけ敬虔な言葉を使う 神々を証人にする場合、故意には全く嘘をつかない といった仕方だと答える。 ソクラテスは、万一それで神々を友にできるのなら、神々はおそらく立派な善いことを好むのだろうと応じる。
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