ヘッドレスト保安基準(日本)
170mmの幅をもつ上端の高さが、ヒップポイントからトルソラインに平行にはかって運転席用で700mm以上、そのほかの席では650mm以上にあり、最前端位置がトルソラインに直角に後方へはかって、運転席用で100mm以内になければならない。また、着座姿勢が横方向へ変位しにくいシートで175mm以上、比較的変位しやすいシートでは225mm以上の幅を確保していなければならない。ただし、この規格は昭和43年に制定された後付け用へッドレストの取付け基準をもとに、昭和54年に制定されたものであり、研究が進んだ近年では、いっそう積極的に頭部変位を抑える工夫を加えて、むち打ち症軽減をはかったものが登場している。一方、後席では平均身長の上昇などから実情と合わなくなってきており、現行保安基準を改定すべき時期に入っているとの声も多い。
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