ヘクトパスカルの採用理由
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 21:22 UTC 版)
「バール (単位)」の記事における「ヘクトパスカルの採用理由」の解説
ミリバールからヘクトパスカルに変更された理由は、計量法が改正され、圧力の単位は1992年12月から国際単位系 (SI) であるパスカルを使用することになったからである。 ここで本来ならば、他の単位と同じように、103 ごとのSI接頭辞を用いて、キロパスカル (kPa) に移行し、例えば 1000 ミリバール → 100 キロパスカルとすべきところである。しかし気象関係者の要望により、通常はほとんど使われないSI接頭辞である「ヘクト」を用いて、ヘクトパスカル (hPa) が採用された。 1 bar = 105 Pa なので、1 mbar = 10−3 bar = 10−3 × 105 Pa = 102 Pa = 1 hPa となって、ヘクトパスカルはミリバールに等しい。したがってミリバールからヘクトパスカルへの移行の場合、数値がそのまま使える。これがキロパスカルが採用されず、ヘクトパスカルが採用された理由である。
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