プロトン互変異性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 18:51 UTC 版)
プロトン互変異性はプロトンの1,3-転位による互変異性である。 1 = H − X − Y = Z ⇄ X = Y − Z − H {\displaystyle {\ce {1=H-X-Y=Z\ \rightleftarrows \ X=Y-Z-H}}} 通常XとZの少なくとも片方は電気陰性度の大きいヘテロ原子である。この互変異性は酸または塩基によって促進される。酸の場合にはプロトン化された反応中間体 H−X−Y=Z+−H を、塩基の場合には脱プロトン化された中間体 X−−Y=Z を経て異性化が進行する。
※この「プロトン互変異性」の解説は、「互変異性」の解説の一部です。
「プロトン互変異性」を含む「互変異性」の記事については、「互変異性」の概要を参照ください。
- プロトン互変異性のページへのリンク