プロトタイプ紛失事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 16:26 UTC 版)
「iPhone 4」の記事における「プロトタイプ紛失事件」の解説
AppleのiPhoneベースバンドソフトウェア担当者が、サンノゼのバーにプロトタイプのiPhone4を置き忘れ、それを何者かが拾ってギズモード記者の手に渡るという事件が起きた。ギズモードはそのプロトタイプiPhone4を分解し、ネット上に公開した。Appleは「GIZMODOがAppleに帰属するデバイスを現在所有していることについて、この書簡は、当該デバイスのAppleへの正式な返却要請です。当該デバイスをどこで受け取ればいいか、場所を提示して下さい。」としてギズモードに返却を求めたが、ギズモードは応じなかった。これに受けてAppleは警察に捜査を依頼し、ギズモードのオフィスに家宅捜査が入るに至った。 Appleはギズモードに対し、このiPhone 4が発表されたWWDC 2010からプレスパス発給を拒否して出入りを禁じたため、これ以降ギズモードはAppleによる基調講演の実況などを行う際、他社の記事を引用する形で報じる形となっていた。 その後、いくつかのやり取りを経てAppleとギズモードは正式に和解し、iPhone 6が発表された2014年9月のイベントからは従来通りプレスパスが発行されるようになった。
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