ブローニングへのOEM供給
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 03:05 UTC 版)
「ミロク」の記事における「ブローニングへのOEM供給」の解説
ミロクの水平二連銃は1971年から1988年に掛けてブローニングにもOEM供給され、北米ではブローニング・BSS(Browning Side by Side)、欧州ではブローニング・アンソンの名称で販売されていた。BSSには1983年よりサイドロックモデルも追加され、BSS-サイドロックとして1988年まで生産された。BSS-サイドロックは1992年にブローニング・BSL(Browning Side Lock)の名称で販売が再開されたが、この時点でミロクは既に水平二連の自社生産を取り止めていた為、BSLの内部部品のみを製造し、組み立てはベルギーのFN社で行われる体制に移行した。ボックスロックのBSSも1995年に欧州向けのアンソンのみブローニング・ニューアンソンとして販売が再開されたが、こちらもミロクは内部部品の製造のみに関わり、組み立てはFNという事はBSSと共通していた。両者は共に2000年代初頭には生産販売が打ち切られた。 なお、BSS/BSLの生産体制はミロクによる一貫生産品 の他に、ミロクが部品を製造し韓国の大宇精工(現・S&T Motiv) や、ベルギーのFNで組み立てたものが混在している為、資料によってはBSS、BSL共に韓国製とされているケースや、「Standard Catalog of Browning Firearms」のジョセフ・コーネル、「The Gun Digest Book of Cowboy Action Shooting」のケビン・ミハウォフスキー などの商業誌の著者のように1983年から1988年のBSLを韓国製としているケース、「chuckhawks.com」のチャック・ホークスなど の米国の研究者のように、1978年から1987年まではBSLも含めてミロクによる製造として分類しているケースが存在するなど、分類に際して幾らかの混乱を招いている。
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