ブロックチェーンの分岐
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 09:57 UTC 版)
「ビットコイン」の記事における「ブロックチェーンの分岐」の解説
ブロックチェーンは、場合によっては分岐することもある。例えば、悪意ある攻撃者が過去のブロックを改竄した場合や、複数のマイナーが同時にブロックを追加した場合である。こういった問題を、ビットコインはチェーンを構成する計算を多く実行したものである「最も長いブロックチェーンを信頼する」という原則で解決している。 攻撃者が過去の取引履歴を書き換えても、その履歴が信頼されるためには、そこから派生するチェーンが他のチェーンよりも長くならなければならない。そのためにはネットワーク全体の半分以上のCPUパワーが必要となる。またビットコインに参加するノードの数が十分大きければ、そのようなCPUパワーを確保するのは困難である。ビットコインはこの分散合意アルゴリズムという考え方(プルーフ・オブ・ワーク)に基づいて堅牢性を担保している。 複数のマイナーがそれぞれ個別のブロックを追加し、チェーンが分岐してしまった場合は、ネットワーク上の各マイナーはそのうちどちらかのチェーンを選んでマイニングに取り組む。さらに新しいブロックがどちらかのチェーンに追加された時点で、他方のチェーンは放棄される。
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