ブブール・カチャン・ヒジャウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/11 13:40 UTC 版)

ブブール・カチャン・ヒジャウ(Bubur kacang hijau)とは、東南アジアで食される緑豆を用いた甘い粥。長いため、ブルジョ(burjo)とも呼ばれる。
概要
柔らかくなるまで煮た緑豆にココナッツミルク、砂糖(パームシュガーもしくは蔗糖)、パンダン、ショウガ、少量の塩を加えて作られる[1][2][3]。多くのバリエーションが存在し、ココナッツミルクをコーンスターチとコンデンスミルクで代用するレシピやドリアンやナンカ、ゼリーを混ぜて作るレシピも存在する[4][5][6][7]。温かくても冷たくても食べることができ、冷たいものはインドネシアではエス・カチャン・ヒジャウ、マレーシアではアイス・カチャン・ヒジャウと呼ばれる[注釈 1][5][6]。そのままもしくはロティ・バカールと一緒に[4]デザートやおやつとして出されることが多いが、朝食や夜食としても人気がある。インドネシアではブブール・カチャン・ヒジャウを提供するワルンがよくみられるが、観光客向けのレストランでは提供されることの少ない食べ物である[8]。
葉酸を多く含むため健康に良く、葉酸の要求量の多くなる妊娠、授乳中の女性には特に良いとされる[3]。
多数の地方語が存在するインドネシアではジャワ語の「ブブール・カチャン イジョ(Bubur kacang ijo)」、スンダ語の「ブブール・カチャン・ヘジョ(Bubur kacang hejo)」のように地域によって異なる名前が用いられることがある。
脚注
注釈
- ^ 「エス」と「アイス」は氷の意味
出典
- ^ “Tasty Indonesian Food - Bubur Kacang Hijau” (英語). Tasty Indonesian Food. 2025年1月30日閲覧。
- ^ “Bubur Kacang Hijau - Mung Beans Sweet Porridge” (英語). dailycookingquest.com (2020年2月10日). 2025年1月30日閲覧。
- ^ a b tim. “Cara Praktis Membuat Bubur Kacang Hijau” (インドネシア語). gaya hidup 2025年1月30日閲覧。
- ^ a b “Bubur kacang hijau dengan durian.”. 2010年5月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年4月4日閲覧。
- ^ a b Travelcafe, Javanava (2019年1月15日). “【ローカルフード紹介】ブブール カチャン ヒジャウ | ジャワ島旅行情報サイト”. 2025年1月30日閲覧。
- ^ a b Liputan6.com (2020年12月14日). “7 Cara Membuat Bubur Kacang Hijau yang Enak dan Empuk” (インドネシア語). liputan6.com. 2025年1月30日閲覧。
- ^ “13 Varian Resep Bubur Kacang Hijau, Manis dan Gurih!” (インドネシア語). www.orami.co.id (2019年12月31日). 2025年1月30日閲覧。
- ^ “朝食やおやつに! バリ島のお粥「ブブール」【インドネシア】”. 日本エスニック協会. 2025年1月30日閲覧。
関連項目
- ブブール・カチャン・ヒジャウのページへのリンク