フォッサマグナミュージアム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/30 18:24 UTC 版)
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施設情報 | |
正式名称 | 糸魚川フォッサマグナミュージアム[1] |
専門分野 | 地質学、鉱物学 |
事業主体 | 糸魚川市 |
管理運営 | 糸魚川市 |
開館 | 1994年4月25日 |
所在地 | 新潟県糸魚川市大字一ノ宮1313 |
位置 | 北緯37度01分32.0秒 東経137度52分12.3秒 / 北緯37.025556度 東経137.870083度座標: 北緯37度01分32.0秒 東経137度52分12.3秒 / 北緯37.025556度 東経137.870083度 |
プロジェクト:GLAM |
フォッサマグナミュージアムは、新潟県糸魚川市の美山公園にある糸魚川市立の博物館。
概要
糸魚川市は、糸魚川静岡構造線の直上に位置し、極めて多岐にわたる種類の岩石・鉱物、地質構造等が観察できる場所である。フォッサマグナミュージアムは、こうした地域の特徴を生かした博物館である。フォッサマグナパークとは別の施設である[2]。
1992年6月16日に起工式を行い[3]、1994年4月19日竣工、同年4月25日にオープンした。同日から30日までは、企画展『ミュージアムができるまで』が開催された[4]。
糸魚川から東部に広がるフォッサマグナに関する展示、糸魚川やその周辺地域から産する鉱物、化石、岩石の展示を中心に、地球の進化などを学習できる展示内容となっている。長年ヒスイ採りの名人で知られた女性とその息子が市振海岸でヒスイを採取してきたが、それらを含めて多数の寄贈された美しいコレクションを擁する[5]。また、屋外にも宝石とはいえないが大型のヒスイの原石などが並べられ、収蔵品の種類や形態もさまざま。 稼働状態のウィーヘルト型地震計も見ることが出来る。約3億年前の石灰岩が集められた場所があり、そこで来館客が化石採集体験ができる[6]。
鉱物標本を扱うミュージアムショップのほか、有料ではあるが粉末X線回折装置 (XRD) や走査型電子顕微鏡 (SEM) による鉱物鑑定を代行するサービスもあり、アマチュアの鉱物研究家には貴重な施設である。ミュージアム自身も糸魚川石、松原石、蓮華石といった新種の鉱物をヒスイの中から発見している。
2014年9月8日から、常時展示室リニューアルに伴い休館していたが、2015年3月14日の北陸新幹線糸魚川駅の開業に合わせて、2015年3月9日にリニューアルオープンした。
参考画像
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アンモナイトの化石
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野外展示のSL「くろひめ号」
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伊藤栄蔵によって再発見されたヒスイ原石
アクセス
当館は長者ケ原考古館や遺跡公園、各種スポーツ施設・キャンプ場を有する美山公園内に位置している。
- 公共交通
- 車
脚注
- ^ 糸魚川市博物館条例
- ^ “フォッサマグナパーク - フォッサマグナミュージアム Fossa Magna Museum - 新潟県糸魚川市のヒスイとフォッサマグナのことが楽しく学べる博物館”. フォッサマグナミュージアム. 2025年7月25日閲覧。
- ^ 『糸魚川市史 昭和編 年表・索引』(2007年3月31日、糸魚川市発行)58頁。
- ^ 『糸魚川市史 昭和編 年表・索引』(2007年3月31日、糸魚川市発行)61頁。
- ^ “ザ・バックヤード 知の迷宮の裏側探訪 フォッサマグナミュージアム”. NHK. 2025年7月30日閲覧。
- ^ “化石の谷 - フォッサマグナミュージアム Fossa Magna Museum - 新潟県糸魚川市のヒスイとフォッサマグナのことが楽しく学べる博物館”. フォッサマグナミュージアム. 2025年7月30日閲覧。
- ^ “糸魚川バス 路線図・時刻表”. 頸城自動車. 2019年8月22日閲覧。
- ^ “糸魚川街なかレンタサイクル”. 糸魚川ジオパーク協議会. 2019年8月22日閲覧。
関連項目
外部リンク
- フォッサマグナミュージアムのページへのリンク