フィンレイソンリスとは? わかりやすく解説

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フィンレイソンリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/23 04:23 UTC 版)

フィンレイソンリス
保全状況評価
LOWER RISK - Least Concern (IUCN Red List Ver. 2.3 (1994))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ネズミ目 Rodentia
: リス科 Sciuridae
: ハイガシラリス属 Callosciurus
: フィンレイソンリス
C. finlaysonii
学名
Callosciurus finlaysonii
(Horsfield, 1823)
和名
フィンレイソンリス
英名
Finlayson's Squirrel

フィンレイソンリスは、ネズミ目リス科ハイガシラリス属に属する哺乳類。カンボジアラオスミャンマータイベトナムなどの東南アジアに分布する。

形態

頭胴長が約20cm、尾長が約20cm、体重が250-350gになる。毛色は変異に富み、ベージュ、黒、白、茶、グレーが存在する。variable Squirrel(変色種)とも言われ17種の毛色の違う物が確認されている。 なぜ亜種に変色種が出てくるかは解明されていない。頬袋はなく、アリクイ目のような長い舌をしている。これは蜜やココナッツに穴を開けて汁を吸うために使う。

生態

特徴として、性格は好奇心がある反面警戒心が異常に強い。クールな性格の個体が多い。人に寄ってくる個体もあるが臆病なので体を触らせることはない。希に手乗りになっている個体もあるようだ。

寿命は野生で7年、飼育下では12年ほどになる。野鳥などと比べて飼育下においてリスは長生きをする。栄養ある食べ物を常時摂取でき、危険がないからであろう。飼育下では、栄養バランスがいいせいか美しい毛並みになる個体が多い。

人間との関わり

日本ではペットとしてわずかに飼われていた事があったが、齧歯類の輸入が規制された事により新しく飼うことは難しくなっている。また日本での業者による繁殖販売も行われていないため、繁殖に成功した個人から譲り受けることになる。

飼う場合は、縦長の大きなケージと木箱の巣が必要である。スペースがないとケージの中で後方転回をして運動するようになる。餌などを食べるための行動はほとんど朝と夕方に限られ昼間は休んでいる。夜行性ではない。適温は30度前後。10度以下では生存できない。

埼玉県こども動物自然公園で飼育されている。

また、シンガポールの街中に現れていたり、南イタリアでペットが逃げて外来種として現地で野生化したものがある。タイのアユタヤ日本人町の跡地にできた公園に餌付けされた野生を朝や夕方に観察できる。

なお、日本では2013年に外来生物法により特定外来生物に指定されている。

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