ピアノ協奏曲版の録音、および「ピアノ協奏曲原曲」説について
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独奏楽器をホルン4本からピアノに置き換えたピアノ協奏曲版の譜面がシューマン自身によって作られており、シューマンの生前に出版もされている。ピアノ協奏曲版の録音としては以下のものがある。 ペーター・フランクル独奏、ジョン・ネルソン指揮シンシナティ交響楽団、1980年録音 ベネデット・ルーポ(Benedetto Lupo)独奏、ペーター・マーク指揮スイス・イタリアーナ管弦楽団、1998年録音 アントン・クエルティ独奏、マリオ・ベルナルディ指揮CBC放送管弦楽団、2001年録音 パオロ・ボルドーニ独奏、マリオ・ヴェンツァーゴ指揮バーゼル交響楽団、2002年録音 レフ・ヴィノクール独奏、ヨハネス・ヴィルトナー指揮ウィーン放送交響楽団、2009年録音 ゲルハルト・オピッツ独奏、マルク・アンドレーエ指揮バンベルク交響楽団、2010年録音 マティアス・キルシュネライト独奏、ヤン・ヴィレム・デ・フリーント指揮ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、2018年録音 上記のうちベネデット・ルーポ独奏のCDの解説書には、通常用いられるホルン4本の版よりもピアノ協奏曲版の方が先に作られたという説が述べられている。ただしこの主張についての詳細な解説や出典はない。「本来ピアノ協奏曲として書かれた」という説は一般にも時折語られるが、ほとんどこのCDから派生した情報であり、それ以外の情報源は現在のところ公になっていない。シューマンはこのほか、自身のチェロ協奏曲へヴァイオリンでも演奏可能な版を作成しており、改作を躊躇しなかった。
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