ピアノソナタ第32番 (ベートーヴェン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/23 20:54 UTC 版)
ピアノソナタ第32番(ピアノソナタだいさんじゅうにばん)ハ短調 作品111は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが1822年に完成した、作曲者最後のピアノソナタ。
- ^ アントニーの娘、マキシミリアーネはピアノソナタ第30番の献呈を受けている[2]。
- ^ 現在、CDで聴ける最短の演奏は、イヴォンヌ・ルフェビュール 第1楽章:6'21"/第2楽章:10'50"(録音:1961年7月6日 INA COUP 009)が、最長の演奏は、アナトール・ウゴルスキ 第1楽章:11'12"/第2楽章:26'54"(録音:1991-92年 DG 435 881-2)が、それぞれ挙げられる。
- ^ スケッチを見ると、当初は3楽章制のソナタが構想されていたと考えられる[7]。この段階では変イ長調の緩徐楽章とプレストのフィナーレの冒頭が記され、20年ほど前の着想にさかのぼる後者は最終的に第1楽章の第1主題に使われた[8]。
- ^ 5小節目、下段譜表低声部のト音には次の小節のホ音へのスラーがかかる。
- ^ 英文では"an end without any return"
- ^ 英文では"the farewell of the sonata form"
- ^ a b c d e f 大木 1980, p. 404.
- ^ a b c d e 大木 1980, p. 398.
- ^ a b c 大木 1980, p. 405.
- ^ 大木 1980, p. 401.
- ^ 今井顕. “ベートーヴェンの強弱法 ―パウル・バドゥーラースコダ教授による公開講座:報告と注釈―” (PDF). 国立音楽大学音楽研究所年報. 2021年5月31日閲覧。
- ^ “BEETHOVEN, L. van: Piano Sonatas Nos. 30-32, Opp. 109-111”. Naxos. 2015年2月1日閲覧。
- ^ ヨーアヒム・カイザー 著、門馬直美、鈴木威 訳『ベートーヴェン32のソナタと演奏家たち(下)』春秋社、1996年、279頁。
- ^ Donat, Misha (2019). “Introduction”. (Score) Sonata in C minor for pianoforte, op. 111. Bärenreiter. p. III
- ^ 大木 1980, p. 406.
- ^ a b 大木 1980, p. 407.
- ^ “Beethoven, Piano Sonata No.32” (PDF). Breitkopf & Härtel. 2015年2月1日閲覧。
- ^ a b c “Beethoven: The Last Three Piano Sonatas”. Hyperion Records. 2015年2月1日閲覧。
- ^ Boucourechliev A, Beethoven, Seuil, 1994, p. 93
- ^ Mann, Thomas. Doctor Faustus translated by H.T. Lowe-Porter. London: Penguin. p. 57. ISBN 0-14-018141-5
- 1 ピアノソナタ第32番 (ベートーヴェン)とは
- 2 ピアノソナタ第32番 (ベートーヴェン)の概要
- 3 楽曲構成
- 4 評価
- 5 参考文献
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