ビデオ喉頭鏡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/21 08:57 UTC 版)
ブレードの先端にカメラが付いている喉頭鏡。直視型喉頭鏡と比較して、以下のような利点がある。 声門を観察しやすい 気道への刺激が少ない 喉頭展開や挿管の様子を複数人で観察できる 頭側以外からも挿管できる(事故現場などで有用) 欠点としては、気道内の分泌物や出血によりカメラが覆われると視界が妨げられてしまうことや、構造が複雑なため直視型喉頭鏡よりも故障しやすいこと、電力が必要なことが挙げられる。 以下のような製品がある。 McGRATH モニタ画面一体型のビデオ喉頭鏡。上記のMacintosh型のブレードを持ち、同様の操作で挿管が行える。 エアウェイスコープ 日本で発明されたモニタ画面一体型のビデオ喉頭鏡。一般的な喉頭鏡が頸部を後屈させる必要があるのに対し、これは自然な頭頸位のまま挿入することでブレードの先端が喉頭蓋基部に至る。 グライドスコープ 本体はハンドルとブレードが一体化した構造をしており、ケーブル接続によって外部モニターに映像を映し出す。
※この「ビデオ喉頭鏡」の解説は、「喉頭鏡」の解説の一部です。
「ビデオ喉頭鏡」を含む「喉頭鏡」の記事については、「喉頭鏡」の概要を参照ください。
- ビデオ喉頭鏡のページへのリンク