ヒガイ属_(魚)とは? わかりやすく解説

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ヒガイ属 (魚)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/23 13:05 UTC 版)

ヒガイ属 Sarcocheilichthys
カワヒガイ Sarcocheilichthys variegatus variegatus
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: コイ目 Cypriniformes
: コイ科 Cyprinidae
亜科 : カマツカ亜科 Gobioninae
: ヒガイ属 Sarcocheilichthys
学名
Sarcocheilichthys
Bleeker1860

ヒガイ属(ヒガイぞく、学名:Sarcocheilichthys)は、コイ科カマツカ亜科の属の一つ。

構成種

細谷(1982)[1]によると、本属には約10種(うち日本には2種2亜種)が存在するとされ、環境省レッドリストにおいてはこの分類が採用されている。ただし、ミトコンドリアDNAによる系統解析の結果、日本の個体群は遺伝的にはほぼ差異がないことが分かっており(伊勢湾周辺種は例外)[2]、今後変更される可能性がある。

日本

  • Sarcocheilichthys variegatus (Temminck & Schlegel, 1846)
  • Sarcocheilichthys biwaensis Hosoya, 1982 → アブラヒガイ

日本以外

  • Sarcocheilichthys caobangensis Nguyen & Vo, 2001
  • Sarcocheilichthys davidi (Sauvage, 1878)
  • Sarcocheilichthys hainanensis Nichols & Pope, 1927
  • Sarcocheilichthys kiangsiensis Nichols, 1930
  • Sarcocheilichthys lacustris (Dybowski, 1872) → スンガリヒガイ
  • Sarcocheilichthys nigripinnis (Günther, 1873) → クロヒレヒガイ
  • Sarcocheilichthys parvus Nichols, 1930 → コヒガイ
  • Sarcocheilichthys sciistius (Abbott, 1901) → キタヒガイ
  • Sarcocheilichthys sinensis Bleeker, 1871 → カラヒガイ

漢字

1890年4月9日、明治天皇琵琶湖疏水の開通式に出席した際、滋賀県庁で昼食をとった。明治天皇は地元から献上された瀬田川のヒガイを大変気に入り、その後たびたび取り寄せた。ヒガイを(魚偏に皇)という漢字で書くのは、この出来事に由来するという[3]

脚注




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