パンテレイモン=ヴィクトーリヤ_(戦列艦)とは? わかりやすく解説

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パンテレイモン=ヴィクトーリヤ (戦列艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/22 16:46 UTC 版)

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パンテレイモン=ヴィクトーリヤ
Пантелеймон-Виктория
艦歴
起工 1719年3月22日 海軍工廠
進水 1721年7月27日
所属 ロシア・ツァーリ国海軍バルト艦隊
ロシア帝国海軍バルト艦隊
母港 レーヴェリ
解体 1736年
要目
艦種 帆走戦列艦
等級 3等艦
艦級 イサアーク=ヴィクトーリヤ級
(パンテレイモン=ヴィクトーリヤ級)
満載排水量 1300/1400 t
上層甲板長 46 m
中央船体枠幅 12.2 m
最大喫水 5.74 m
動力
乗員 470 名
武装 合計砲門数 66 門

パンテレイモン=ヴィクトーリヤロシア語:Пантелеймон-Викторияパンチリェーイマン・ヴィクトーリヤ)は、ロシア・ツァーリ国およびロシア帝国三等戦列艦линейный корабль 3 ранга)である。艦名は、1714年ハンゲの海戦とグレンハムの海戦がともに7月27日[1]に勝利を収めたため、この日が聖名日となっている聖パンテレイモンに因み、命名された。

概要

建造

パンテレイモン=ヴィクトーリヤは、1719年3月22日[2]サンクトペテルブルクの海軍工廠で起工した。建造は、フランス人の艦船巨匠ブレズ=アントワーヌ・パンガロによって進められた。聖パンテレイモンの聖名日である1721年7月27日に進水し、バルト艦隊に編入された。

設計

パンテレイモン=ヴィクトーリヤは、3本マスト、2層甲板帆走戦列艦であった。甲板には、66 門の艦砲を搭載した。

フランス人のパンガロによって設計されたため、艦はフランス様式をしていた。縦方向への強度を確保するため、国産艦としては初めて対角線状の繋ぎ材を使用した。

活動

レーヴェリ母港を置いた。1722年1723年、そして1727年には分遣隊および連合艦隊に所属してフィンランド湾での演習航海を行った。1726年には、連合艦隊とともにクロンシュタット港外停泊地にて乗員の訓練を実施したが、出航はしなかった。

1728年にはクロンシュタット港に留置され、武装を解除された。1734年9月にはクロンシュタットからレーヴェリに移動した。1736年解体された。

艦長

歴代艦長
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職 備考
 1 F・ヴィリボア 1721/
 2 D・ヴィーリステル 1723/      
 3 K・N・ゾートフ 1726/
 4 M・コロビン 1728/
 5 A・アボレシェフ 1734/

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 当時ロシアで使用されていたユリウス暦による。現代のグレゴリオ暦では8月7日に当たる。
  2. ^ 当時ロシアで使用されていたユリウス暦による。現代のグレゴリオ暦では4月2日に当たる。

参考文献

  • Чернышёв А.А. Российский парусный флот. Справочник.. — М.: Воениздат, 1997. — Т. 1. — 311 с. — ISBN 5-203-01788-3 (ロシア語)
  • Широкорад А.Б. 200 лет Парусного флота России. — М.: Вече, 2007. — ISBN 978-5-9533-1517-3 (ロシア語)

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