パッドの損傷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/24 23:06 UTC 版)
アレスI-Xの打上げの約2時間後に第39B発射施設に入った職員は、スペースシャトルの旧式の酸化装置から漏れ出た四酸化二窒素が小さな雲になっているのを目撃したと報告した。また翌29日8時40分には、ヒドラジンが漏れているのが発見された。両漏出は、けが人等がなく修理された。 打上げ直後に行われたパッド回避操作によって、打上げパッドは、通常のスペースシャトルの打上げに比べて、ロケットからかなり多くの排気を受けた。受けた損傷は、両エレベータが運行不能になり、打上げパッドとコントロールセンターの間の全ての通信線が破断し、屋外に置かれた全てのメガホンが溶けるなど「相当な」ものと報告された。機体の側の面は非常な高温に晒され、蝶番等は焦げているようであった。
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