パガニーニ以外の楽曲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/27 01:46 UTC 版)
「ヴェニスの謝肉祭」の記事における「パガニーニ以外の楽曲」の解説
同じ主題でさまざまな楽器のために『ヴェニスの謝肉祭』変奏曲が書かれている。 ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンストはパガニーニの演奏に接して、自らもヴァイオリンとピアノのための『ヴェニスの謝肉祭』作品18を書いた。 セルヴェ (Adrien-François Servais) はチェロのための『ヴェニスの謝肉祭によるブルレスク風幻想曲』作品9を書いた。 ポール・ジェナン(英語版)はフルートとピアノのための『ヴェニスの謝肉祭』作品14を書いている。 ジュリオ・ブリッチャルディ(英語版)はフルートと管弦楽のための『ヴェニスの謝肉祭による変奏曲』作品78を書いている。 ジュール・ドゥメルスマン(英語版)もフルートとピアノのための『ヴェニスの謝肉祭による序奏と変奏曲』作品7を書いている。フレデリック・ヘムケ (Frederick Hemke) はこの曲をアルトサクソフォーン用に編曲している。 ジャン=バティスト・アルバン(アーバン)はコルネットのために『ヴェニスの謝肉祭変奏曲』を書いている。これをさらに編曲したものがさまざまな金管楽器で演奏されている。 フレデリック・ショパンの没後に出版されたピアノ変奏曲『パガニーニの思い出』は、ワルシャワを訪れたパガニーニが演奏した『ヴェニスの謝肉祭』を聞いたショパンが、その主題にもとづいて作曲したものと言われている。 フランツ・リストもヴェニスの謝肉祭によるピアノのための変奏曲を書いている(S.700/700a、未完成)。リストがどのようにしてこの主題を耳にしたかは明らかでない(パガニーニの演奏を聞いた可能性もある)。 フランシスコ・タレガはギター独奏のための『パガニーニのヴェニスの謝肉祭による変奏曲』を書いている。 ヨハン・シュトラウス1世による管弦楽のための幻想曲『エルンストの思い出、またはヴェニスの謝肉祭』作品126では、さまざまな楽器による技巧的なソロが盛りこまれている。
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