ジャン=バティスト・アルバン
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ジョゼフ・ジャン=バティスト・ロラン・アルバン(Joseph Jean-Baptiste Laurent Arban, 1825年2月28日 - 1889年4月9日, 英語読みのアーバンで知られる)は、フランスのコルネット奏者、指揮者、教育者。ピストン式コルネットの最初の巨匠である。ヴァイオリンの名手パガニーニに影響を受けてコルネットの技巧的な奏法を開拓し、コルネットが真のソロ楽器たりうることを証明した。
生涯
フランスのリヨンにて商人をしていたサイモン・アルバンのもとに生まれる。また、彼の兄には気球乗りであるフランシスク・アルバンがいる。1841年から1845年まで、パリ音楽院にてフランソワ・ドーヴェルネ(en:François Dauverné)にトランペットを師事。1857年、エコール・ミリテール(en:École Militaire)のサクソルンの教授に推薦され、1869年にはパリ音楽院のコルネットの教授になる。そのときの生徒にメリ・フランカン(en:Merri Franquin)がいる。
1864年、「Grande méthode complète pour cornet à pistons et de saxhorn」(ピストン式コルネットとサクソルンのためのメトード)を出版した。現在「アーバン金管教本」として良く知られるこの教則本は「トランペットのバイブル」とも呼ばれ、未だに多くの金管楽器奏者が練習に使用している。また『ヴェニスの謝肉祭による変奏曲』は現在コルネット独奏の代表的作品として遺っている。
ベルリオーズは、『幻想交響曲』の第2楽章「舞踏会」にコルネットの技巧的なソロを追加した改訂版を残している。このソロはアルバンのために書かれたと考えられている[1][2]。
出典
- ^ D. Kern Holoman (1989-11-06). Berlioz. Harvard University Press. p. 307. ISBN 0674067789 2020年7月19日閲覧。
- ^ Peter Bloom, ed (2000-8-24). The Cambridge Companion to Berlioz. Cambridge University Press. p. 177. ISBN 978-0521596381 2020年7月19日閲覧。
外部リンク
固有名詞の分類
フランスの指揮者 |
ジャック・デラコート ジャン=フランソワ・パイヤール ジャン=バティスト・アルバン ミシェル・コロンビエ ルイ・フレモー |
コルネット奏者 |
ジャン=バティスト・アルバン ハリー・モーティマー 日野皓正 渡部康三 |
フランスのトランペット奏者 |
ジャン・クロード・ボレリー ジャン=バティスト・アルバン モーリス・アンドレ |
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