バーナード・ベレンソンとは? わかりやすく解説

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バーナード・ベレンソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/28 10:09 UTC 版)

バーナード・ベレンソン

バーナード・ベレンソン(Bernard G. Berenson, 1865年6月26日 - 1959年10月6日)は、リトアニア出身のアメリカ美術史家・美術評論家。イタリアルネサンス研究で著名で、矢代幸雄ケネス・クラークなど多くの門人がいる。

生涯

ロシア帝国・ヴィリナ県ブトリモニースリトアニア語版ユダヤ人の家庭に生まれる。生まれた時の名前は、ベルンハルド・ヴァルヴロイェンスキ(Bernhard Valvrojenski、ロシア語: Бернард Вальвроженский)。父のアルバートは1875年一家と共にボストンに移住し、ベレンソンに姓を変える。

ハーヴァード大学で学び、イタリアに移住する。妻のメアリー Mary (1864-1945)は Logan Pearsall Smith の姉であり、美術史家Benjamin Francis Conn Costelloe と結婚したこともあった。

個人としても世界的に著名なコレクターであったが、その中でもルネサンスの大家ドメニコ・ヴェネツィアーノの『聖母子像』を所有し書斎に飾っていたことは有名である。

トマス・ハリスの小説『ハンニバル』では、主人公ハンニバル・レクターはベレンソン家の親類という設定になっている。

文献案内

  • S.N. Behrman (1951-52) "Duveen"
  • Ernest Samuels (1979) Bernard Berenson: The Making of a Connoisseur
  • Ernest Samuels (1987) Bernard Berenson: The Making of a Legend
  • Colin Simpson (1986) Artful Partners: Bernard Berenson and Joseph Duveen
  • Mary Ann Calo (1994) Bernard Berenson and the Twentieth Century
訳書
  • 『ルネッサンスのイタリア画家』 新潮社 1961 - 矢代幸雄監修、大型限定本
  • 『美学と歴史』 島本融訳、みすず書房 1975
  • 『ベレンソン自叙伝 肖像画のスケッチ』 三輪福松訳、玉川大学出版部 1990
  • 『美術の国の自由市民 矢代幸雄とバーナード・ベレンソンの往復書簡』
山梨絵美子・越川倫明編訳、玉川大学出版部 2019

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