バーナデット・ロバーツとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > バーナデット・ロバーツの意味・解説 

バーナデット・ロバーツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/22 01:41 UTC 版)

バーナデット・ロバーツ
誕生 Bernadette Roberts
1931年(92 - 93歳)
アメリカ合衆国 カリフォルニア州
死没 (2017-11-27) 2017年11月27日(86歳没)
国籍 アメリカ合衆国
ジャンル スピリチュアリティ, 心理学
代表作 "The Experience of No-Self". (1989/06)(邦題 、自己喪失の体験
子供 4人
テンプレートを表示

バーナデット・ロバーツBernadette Roberts, 1931年–2017年11月27日)は、カリフォルニア州生まれのカルメル会修道会の修道女である。

経歴

カトリックの家庭で育ち、幼いころからカトリックで行なわれる瞑想ないし観想に親しみ敬虔なクリスチャンとして4人の子供を育てた。15歳の時に修道院に入り、修道女となる。1973年、南カリフォルニア大学幼児教育修士号を取得。1982年に自身の観想体験を綴ったThe Experience of No-Self(邦訳『自己喪失の体験』紀伊国屋書店)を出版。伝統的なキリスト教観想の枠を超える非凡なものとして注目を集める[1][2]。ロバーツは亡くなる1年前[3]ALSと診断され、2017年11月27日、南カリフォルニアの自宅で睡眠中に息を引き取った[4]

自己喪失の体験

バーナデット・ロバーツは無我(無自己)への段階として第一段階を「神と一体」になるワンネス体験であるとし、第二段階の「主体」「対象」「それ自体」が三位一体と認識することで無我へ至るとしている。

ミシガン州立大学宗教学教授であるアーサー・バーズルイスは、Mysticism and the Study of Esotericismのなかでバーナデット・ロバーツの著書を20世紀アメリカの瞑想による意識の本質と自己の性質を明瞭に表現したものとして論じている。

著作

脚注・出典

  1. ^ Roberts, Bernadette (1992-01-01). The Path to No-Self: Life at the Center (Revised版 ed.). Albany, N.Y.: State University of New York Press. ISBN 9780791411421. https://www.amazon.co.jp/Path-No-Self-Life-Center/dp/0791411427 
  2. ^ Mysticism and the Study of Esotericism”. www.esoteric.msu.edu. 2018年11月6日閲覧。
  3. ^ BERNADETTE ROBERTS” (英語). bernadetteroberts.blogspot.com. 2018年11月6日閲覧。
  4. ^ “Bernadette Roberts: A Christian Mystic for Our Time” (英語). SpiritualTeachers.org. (2016年8月23日). http://www.spiritualteachers.org/bernadette-roberts/ 2018年11月6日閲覧。 

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「バーナデット・ロバーツ」の関連用語

バーナデット・ロバーツのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



バーナデット・ロバーツのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのバーナデット・ロバーツ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS