バーコードとの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 18:49 UTC 版)
RFタグは、バーコードと対比して語られることが多い。一見何が違うのか分かりにくいが、以下の点に要約される。 読み取り範囲が広い バーコードは、バーコードリーダが読める位置に意図的に持ってこなければ読めないが、RFタグでは、読み取り範囲が広くまた読み取れる方向も自由度が大きいため、おおまかな位置決めで読むことができる。これにより作業が省力化される。 一度にたくさんのRFタグが読める 数十ミリ秒~数百ミリ秒でひとつのRFタグを読むことができる。また、多くのタグが密集して配置されていても、それぞれを見分ける技術(衝突回避)が開発されているため、タグが多少重なっていても、読み取りが可能である。これも作業の省力化につながる。 書き込みが可能 バーコードは印刷物なので変更できないが、RFタグは書き込みが可能なものがある。流通過程の履歴情報などを書き込むことで、新たな利用方法が期待されている。 見えなくても読める RFタグが目に見えない隠れた位置にあっても、タグ表面がホコリ、泥などで汚れていても読み取り可能である。このため、バーコードよりも広い用途が期待される。
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