ニーリングチェア
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ニーリングチェア(Kneeling chair)とは、座ったときの姿勢がひざまづくような格好になる椅子。バランスチェアとも称されるが商標であり、2005年以降はBalans Management AS社が国際特許・意匠・著作権を保有している。
- 1 ニーリングチェアとは
- 2 ニーリングチェアの概要
バランスチェア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 13:55 UTC 版)
バランスチェアは、立位と正座の中間姿勢を取る椅子である。座面が前傾し、前にずり落ちようとする動きを膝で支える、奇妙な外観を持つ。発明者が子ども時代に、学校の椅子の座面を前傾させて座る遊びをしていたことから生まれた。また、Hans Christian Mengshoelがヨーガの姿勢からヒントを得たともいわれる。体重が尻と膝に分散されるとともに、座れば自然に背筋が理想的なS字カーブを描いてまっすぐ立つため、腰肩首への負担が劇的に改善される。太ももの圧迫も少なくなるため、血行が妨げられて足が痺れたりむくみやすくなる問題も劇的に軽減される。事務作業向きの椅子といえる。人間の骨格は背骨と大腿骨を90度に曲げて長時間保持できる構造になっておらず、座面が水平の椅子に座ると、腰への負担を軽減するために必ず背骨を丸めた猫背の姿勢を取ろうとする点に着目して作られた、人間工学的にきわめて優れた設計になっている。しかし、構造上の関係から前後の幅広いスペースを必要とするといった欠点もある。
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