バイポーラ電池
別表記:バイポーラ型蓄電池、バイポーラ型バッテリー
バイポーラ(双極)電極の積層によってシンプルかつコンパクトに大電流を蓄積する次世代型蓄電池。2021年7月にトヨタがハイブリッドカー「(新型)アクア」に「バイポーラ型ニッケル水素電池」を搭載して注目を集めた。
リチウムイオン電池をはじめとする従来型の一般的な蓄電池は、電極と電解液からなる「セル」を構成単位とし、複数のセルを別途部品(コネクタ)で接続することによって大電力を得ている。バイポーラ電池は電解液を含んだセパレータを挟むようにして電極を積層する構造となっている。乱暴にいえば、いわば従来のセルを解体・圧縮したような構造である。従来の(セルとセルを配線で接続する)構造に比べてシンプルな構造になり、かつコンパクトになる。それでいて大電流の出力が可能となる。
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