ブラームス:ハンガリーの歌の主題による変奏曲
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ブラームス:ハンガリーの歌の主題による変奏曲 | Variationen über ein ungarisches Lied Op.21-2 | 作曲年: 1853年 出版年: 1862年 初版出版地/出版社: Simrock |
作品解説
1853年にハンガリー系ヴァイオリニストである友人レメーニと演奏旅行に出掛けたブラームスは、その際に知ったのであろう主題をもとに、56年までに13の変奏とコーダをもつ変奏曲を完成させた。ハンガリー舞曲風の明るい力強さと勢いをもった変奏曲である。
主題は3/4拍子と4/4拍子が1小節ごとに交代し、独特なリズム感を生み出している。この拍子は第8変奏まで保たれるが、その後6/8拍子を経て2/4拍子となり、チャールダーシュ風の賑やかな踊りを想起させるコーダに向かって音価が細分化されてゆく。そしてロンド風のコーダの後、再び主題が回帰して全体を締めくくる。
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