ハナワラビとは? わかりやすく解説

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はな‐わらび【花×蕨】

読み方:はなわらび

ハナヤスリ科シダの、ナツノハナワラビ・フユノハナワラビ・オオハナワラビなどの総称栄養葉羽状細かく裂けていて、胞子葉穂状胞子嚢(ほうしのう)をつける。

花蕨の画像
撮影広瀬雅敏
花蕨の画像

花蕨

読み方:ハナワラビ(hanawarabi)

ドクゼリ別称
セリ科の抽水性多年草薬用植物

学名 Cicuta virosa


花蕨

読み方:ハナワラビ(hanawarabi)

フユノハナワラビ別称
ハナワラビ科の多年草

学名 Sceptridium ternatum


花蕨

読み方:ハナワラビ(hanawarabi)

ハナヤスリ目属し、秋から冬にかけて山野生育

季節

分類 植物


ハナワラビ属

(ハナワラビ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/27 07:32 UTC 版)

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ハナワラビ属
ヒメハナワラビ
分類
: 植物界 Plantae
: シダ植物門 Pteridophyta
: マツバランPsilotopsida
: ハナヤスリ目 Ophioglossales
: ハナヤスリ科 Ophioglossaceae
: ハナワラビ属 Botrychium

ハナワラビ属は、ハナヤスリ科に属するシダ植物の群である。ハナヤスリ類のうち、栄養葉が羽状複葉のものを含む。

特徴

ハナワラビ属(Botrychium)は、担葉体の上に栄養葉と胞子葉を持つというハナヤスリ類の典型的な形を持ちながら、栄養葉と胞子葉が共に羽状複葉のものが含まれる。担葉体は多肉質で、肥大成長をする例がある。これはシダ植物中では極めて異例である。栄養葉は1-4回羽状複葉であるが、最下の羽片がやや発達する傾向がある。胞子葉は1-2回羽状複葉、葉身はなく、軸に直接に丸い大きな胞子のうがつく。

なお、ハナヤスリ類は一般のシダ植物とは違う点が多いが、ハナワラビ類の葉だけはいかにもシダ植物という印象である。

分類

世界中に約40種が知られる。四つの亜属に分けるが、それぞれを独立属とする説もある。日本では13種ほどが知られ、また、自然雑種も見つかっている。しかし、分類そのものは十分に理解されているとは言えない状態であるとも言われる。以下、日本産の種を示す。

ハナワラビ属 Botrychium

  • ヒメハナワラビ亜属 Subgen. Botrychium
    • ヒメハナワラビ B. lunaria (L.) Sw.
    • タカネハナワラビ B. boreale (Franch.) Milde
    • ミヤマハナワラビ B. lanceolatum (Cmel.) Angust.
  • ナツノハナワラビ亜属 Subgen. Osmundopteris
  • オオハナワラビ亜属 Subgen. Sceptridium
    • オオハナワラビ B. japonicum (Plantl) Underw.
    • シチトウハナワラビ B. atrovirens (Sahashi) K. Iwats.
    • ホウライハナワラビ B. formosanum Tagawa
    • アカハナワラビ B. nipponicum Makino
    • ミドリハナワラビ B. triangularifolium (Sahashi) K. Iwats.
    • イブリハナワラビ B. microphyllum (Sahashi) K.Iwats.
    • フユノハナワラビ B. ternatum (Thunb.) Sw.
    • ヤマハナワラビ B. multifoddum (Cmel.) Rupr.
  • アリサンハナワラビ亜属 Subgen. Japanobotrychium
  • (日本産の種はない。)

参考文献

  • 岩槻邦男編『日本の野生植物 シダ』(1992)平凡社

「ハナワラビ」の例文・使い方・用例・文例

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