ハイの用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/27 23:03 UTC 版)
ハイを打つことで、自分の陣地を広げることができる。このため、相手に上から圧迫された時に、ハイを打って眼型や地を確保する目的で打たれることが多い。下図の黒1,5などがそれである。 ハイは自陣を広げるが、相手を一歩先にノビさせ、強化させてしまう意味もある。このため、どこまでもハウのは多くの場合得策ではない。一般的には、相手からオサエが利かなくなるまでハウのがよいとされる。たとえば下図1では、白1のオサエに対して黒2と受けないと隅が死んでしまう(白1が利き)。図2の黒1と一本ハッておけば、白からaのオサエが利かない(手抜きで隅の黒は生きている)ので、ここまで打っておくのがよい。序盤の段階で黒からaにハウのは、白bとノビられて損になる(ただしこれは序盤・中盤のことであり、ヨセに入ってからの二線ハイは極めて大きな手になる)。 図1 図2
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