ニュー・イングランド_(バンド)とは? わかりやすく解説

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ニュー・イングランド (バンド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/02 16:32 UTC 版)

ニュー・イングランド
出身地 アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 ボストン
ジャンル ロックハードロックポップ・ロックシンフォニック・ロックプログレッシブ・ロック
活動期間 1978年 - 1982年2005年 -
レーベル インフィニティ・レコード
エレクトラ・レコード
GB Records
公式サイト www.newenglandrocks.com
メンバー ジョン・ファノン
ジミー・ウォルドー
ゲイリー・シェア
ハーシュ・ガードナー

ニュー・イングランド(New England)は、アメリカ合衆国ロックバンドボストンで結成され、1979年にデビューを果たした。

来歴

ジョン・ファノン、ジミー・ウォルドー、ハーシュ・ガードナーの3人は、1973年にはファットバックというバンドで活動を共にしており、その後、3人はゲイリー・シェア(ベース)やケン・メーレ(ボーカル)と共にターゲットというバンドを結成[1]。さらにケン・メーレが脱退してバンドは4人編成となり、ニュー・イングランドと改名して、MCAレコード傘下のインフィニティ・レコードとの契約を得る。

1979年ポール・スタンレープロデューサーとして参加したデビュー・アルバム『失われし魂』を発表[2]。同作はBillboard 200で50位に達し[3]、「失われし魂(Don't Ever Wanna Lose Ya)」(全米40位)、「ハロー・ハロー・ハロー(Hello, Hello, Hello)」(全米69位)といったシングル・ヒットも生んだ[3]

その後、バンドはエレクトラ・レコードに移籍するが、セカンド・アルバム『果てしなき冒険』(1980年)はチャート・インを果たせなかった。続く『ウォーキング・ワイルド』(1981年)はトッド・ラングレンをプロデューサーに起用して制作されたが、全米176位止まりとなり[3]、ニュー・イングランドは1982年に解散する。

バンド解散後、ジョン・ファノンを除く3人はヴィニー・ヴィンセントと共にウォリアーを結成するが、ヴィンセントがキッスに加入したため、ウォリアーはほどなく解散した[4]。そして、ジミー・ウォルドーとゲイリー・シェアはグラハム・ボネットと共にアルカトラスを結成して、ハーシュ・ガードナーは音楽プロデューサーとしての活動が中心となった。

1990年代にはニュー・イングランドの再評価が進む。1998年、未発表音源集『1978』がリリースされたのに加え、CD化が遅れていたエレクトラ・レコード時代の2作も復刻された。

2002年、ハーシュ・ガードナーは初のソロ・アルバム『ウェイストランド・フォー・ブロークン・ハーツ』を発表。同作収録曲「モア・ザン・ユール・エヴァー・ノウ」において、ニュー・イングランドのメンバー4人は20年ぶりに共演した[4]。その後、1980年前後のライブ音源を発掘した『グレイテスト・ヒッツ・ライヴ』のリリースを経て、ニュー・イングランドはライブ活動を再開する。

メンバー

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 『失われし魂』 - New England(1979年)
  • 『果てしなき冒険』 - Explorer Suite(1980年)
  • 『ウォーキング・ワイルド』 - Walking Wild(1981年)

ライブ・アルバム

  • 『グレイテスト・ヒッツ・ライヴ』 - Greatest Hits Live(2003年)
  • 『ライヴ・アット・ザ・リージェント・シアター』 - Live at the Regent Theatre(2016年)

コンピレーション・アルバム

  • 『1978』 - 1978(1998年)

日本公演

脚注

  1. ^ Hirsh Gardner: ::::::::: a history of groups that hirsh has played in(ハーシュ・ガードナー公式サイト内、2010年1月3日閲覧)
  2. ^ New England - New England : AllMusic - Review by Joe Viglione
  3. ^ a b c New England - Awards : AllMusic
  4. ^ a b ハーシュ・ガードナー『ウェイストランド・フォー・ブロークン・ハーツ』日本盤CD(MICP-10335)ライナーノーツ(藤木昌生、2002年10月4日)
  5. ^ NEW ENGLAND Japan Tour 2016「グレイテスト・ヒッツ・ライブ」公演特設ページ”. CLUB CITTA'. 2021年4月29日閲覧。

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