ナンベイヘビクビガメ属とは? わかりやすく解説

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ナンベイヘビクビガメ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/18 14:28 UTC 版)

ナンベイヘビクビガメ属
ギザミネヘビクビガメ Hydromedusa tectifera
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
亜目 : 曲頸亜目 Pleurodira
: ヘビクビガメ科 Chelidae
: ナンベイヘビクビガメ属
Hydromedusa Wagler, 1830

ナンベイヘビクビガメ属(ナンベイヘビクビガメぞく、Hydromedusa)は、カメ目ヘビクビガメ科に属する属。模式種ブラジルヘビクビガメ

分布

アルゼンチン北西部、ウルグアイパラグアイブラジル南東部

形態

最大種はギザミネヘビクビガメで最大甲長30cm。最小種はブラジルヘビクビガメで最大甲長21cm。背甲は扁平で、上から見ると楕円形。甲板には筋状の盛り上がり(キール)があるが、成長に伴い消失することもある。項甲板は大型で幅広い。第1縁甲板および第2縁甲板、第1椎甲板に囲まれ、また左右の第1縁甲板が接するため項甲板は外縁に接しない。左右の喉甲板の間にある甲板(間喉甲板)は大型で、腹甲の外縁に接する。左右の喉甲板は接しない。

頸部は長く、頸部背面には棘状の突起が並ぶ。後肢の爪のある趾は4本。

分類

生態

河川などに生息する。

食性は動物食で昆虫類甲殻類貝類、ミミズ、魚類、カエルの幼生などを食べる。水中で採食を行い、獲物が目の前を通りかかると頸部を伸ばして捕食する。

繁殖形態は卵生。

人間との関係

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。主に流通するのはギザミネヘビクビガメで、以前から日本にも輸入されている。ブラジルヘビクビガメの流通は世界的に見ても少ないが、野生個体、繁殖個体共に日本にも輸入された例もある。

関連項目

参考文献

  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ2 アマゾン』、講談社2001年、168-169頁。
  • 千石正一監修 長坂拓也編 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、162頁。
  • 安川雄一郎 「曲頸類総覧 (前編)」『クリーパー』第20号、クリーパー社、2003年、22-23、48頁。
  • 海老沼剛 『水棲ガメ1 アメリカ大陸のミズガメ』、誠文堂新光社2005年、76-77頁。
  • 安川雄一郎 「曲頸類総覧 (後編)」『クリーパー』第26号、クリーパー社、2005年、19頁。
  • 安川雄一郎 「水棲ガメの世界」『ハ・ペト・ロジー』Vol.3、誠文堂新光社、2005年、45-46頁。




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