ナンベイオオヤガとは? わかりやすく解説

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ナンベイオオヤガ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/19 21:07 UTC 版)

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ナンベイオオヤガ
ナンベイオオヤガ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: チョウ目 Lepidoptera
: ヤガ科 Noctuidae
: Thysania
: ナンベイオオヤガ T. agrippina
学名
Thysania agrippina
(Cramer, 1776)
和名
ナンベイオオヤガ
英名
White Witch moth

ナンベイオオヤガ学名 Thysania agrippina)は、節足動物昆虫チョウ目ヤガ科に属する。別名ナンベイオオシロシタバ

分布

中央アメリカ中部から、南アメリカの赤道付近にまで分布する。

特徴

世界一羽根が長いとして知られ、成虫の前羽根を拡げると25 cm、大きいもので30 cmにも達する。羽根面積ではヨナグニサンの仲間に劣るものの、前羽根の長さではヨナグニサンを凌いでいる。

体色は茶色味がかった白色で、羽根も白く、その羽根には波状に茶色の模様が重なっている。羽根の裏側は逆に黒っぽく、白と黒のコントラストで構成されている。後羽根は少々赤みが混じり、薄いピンクに近い色も混じる。

灯火に飛来し、その大きさに驚かされることがある。飛び方がコウモリに似ており、そのコウモリが自然界では天敵となっていることから、コウモリに似せて敵の目を欺いて身を守ると言われている。

生態

生態紹介図

幼虫は熱帯雨林の広葉樹を食べて成長する。巨大な体になる分、その大きさも10cmを優に超え、食欲も非常に旺盛。体色は黒い色に薄青がかった帯が輪のようにかかり、白い線が走る。頭部は黄色、気問の色は赤色で、尾部には、スズメガ類の幼虫のような尾錠突起が出てくる。繭は木の幹に似た色合いをしており、それで捕食者から身を守っていると思われる。

成虫は夜間に活動するが、口器が発達しており、花や樹液を吸うと思われる。産卵は、木の頂上の幹付近で行い、黄色い塊状に産み付ける。

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