ドローナの息子としての誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 19:46 UTC 版)
「アシュヴァッターマン」の記事における「ドローナの息子としての誕生」の解説
アシュヴァッターマンはドローナとクリピーの息子である。ドローナは彼を深く可愛がった。アシュヴァッターマンは他の人間と同じようにミルクを欲したが、ドローナは貧乏だったため牛を持っていなかった。アシュヴァッターマンは、友人から小麦を水で溶いたものを与えられて、ミルクと信じ込んで飲んだ。これを見たドローナは悲しみ、旧友であるダクシナ・パンチャーラ国の王、ドルパダを尋ねた。ドルパダが昔ドローナに「自分の財産の半分を与える」と約束していたからだ。ドローナは王宮に赴きドルパダに牛を求めたが、ドルパダは「友情は立場が対等の時にしか成立しない」と言ってドローナを突き放したため、ドローナは怒って何も手にすることなく引き返していった。ビーシュマの目に止まったドローナは、以後、カウラヴァとパーンダヴァの導師となった。アシュヴァッターマンは彼らに混じって兵法を学んだ。
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