ドレイパーの分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 05:41 UTC 版)
1880年代に天文学者のエドワード・ピッカリングが、ハーバード大学天文台において対物プリズム法を用いて恒星スペクトルのサーベイを開始した。この研究の初期成果は、1890年に『Draper Catalogue of Stellar Spectra』として出版された。このカタログのスペクトルの大部分はウィリアミーナ・フレミングによって分類されたものである。 このカタログは、以前のセッキのIからVまでの分類をさらに細分化する手法を用いており、AからPまでの文字を用いた分類を行っている。また、他のどの分類にも合致しないものに対してはQが用いられた。 恒星スペクトルのドレイパーカタログでの分類セッキドレイパー参考I A, B, C, D 水素線が支配的 II E, F, G, H, I, K, L III M IV N カタログ中には存在しない V O 明るい線を持つウォルフ・ライエ星のスペクトルを含む V P 惑星状星雲 Q その他のスペクトル MK分類に引き継がれた分類は太字で表してある。
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