ドッキングピット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/21 02:46 UTC 版)
「ファルカーク・ホイール」の記事における「ドッキングピット」の解説
ドッキングピットは乾ドック状の構造をしており、低い運河の停泊地から水門によって遮蔽され、水はポンプによって排出される。これにより、ホイールが回って垂直状態で停止する際、ドッキングピットをあふれさせることなく船が出入りすることができる。ケーソンの下の空間はがらんどうになっているのである。 ドッキングピットから水が排出されなければ、ケーソンと腕の末端部はホイールが回転するたびに低い運河の停泊地に浸かることになる。そうなれば、ケーソンにかかる浮力や水の粘性によってより強い力が必要になったり、機械部品が水に浸るので各部により強力な防水措置が必要になったり、錆や藻の発生を招いて劣化を早めたりと、多くの好ましくない事態を招いてしまうのである。
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