ドイツでの追試
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 04:12 UTC 版)
一方で、2018年5月に発表されたドイツのドレスデン工科大学による追試結果では、同じくEMドライブから4 µNの推力が観測されたものの、EMドライブの向きを90度変えても、またEMドライブを稼働させず実験装置のみを起動させた状態でも同じ推力が観測されてしまったことが報告されている。研究チームはこの結果について、EMドライブの推力とされてきたものは、地球の磁場と電源ケーブルの電磁相互作用によって生じた力ではないかと分析している。 ドレスデン工科大学ではその後も研究が続けられ、2021年にはエンジンの熱による装置の歪みでNASAの追試で発生した推力も再現できたことと、そして観測装置の改善によりその推力が発生しなくなったことを発表した。
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