ドアガラス吸出し音
高速走行中、気流によって、ドアガラスが0~数ミリメートル、外方向へ吸い出される負圧現象(飛行機が飛んだり、ヨットが風に向かって進んだりすることと同じ)により、ガラスのシール性が落ち、車室内の空気が外へ漏れるときに発生する音をいう。逆に、車外騒音(風切り音やタイヤの走行音)も車室内に進入し、横風を受けると増幅される。フロントウインドウのモール形状を工夫して、負圧現象を防ぐ方法もある。整流ゆえに起こる負圧現象は、走行時の空気抵抗が少ないという優れた面もある。つまり、乱流にすれば負圧現象はなくなるが空気抵抗は増える。負圧現象を最小化しながら空気抵抗も増やさないバランスとりが技術力である。
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