トロスト配位子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/02 21:34 UTC 版)
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| トロスト配位子 | |
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(1R,2R)-(+)-1,2-diaminocyclohexane-N,N'-bis(2-diphenylphosphinobenzoyl) |
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別称
Trost's ligand
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| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 138517-61-0 |
| PubChem | 10963521 |
| ChemSpider | 9138733 |
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| 特性 | |
| 化学式 | C44H40N2O2P2 |
| モル質量 | 690.75 g/mol |
| 外観 | 白色固体 |
| 融点 | 136-142 °C |
| 水への溶解度 | 不溶; アセトニトリル、ジクロロメタン、1,4-ジオキサン、メタノール、テトラヒドロフラン、トルエンなどの有機溶媒に可溶 |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
トロスト配位子(トロストはいいし、英語: Trost ligand)は、バリー・トロストによって開発されたキラル配位子(リガンド)である。パラジウム触媒トロスト不斉アリル位アルキル化反応で使用される。trans-1,2-ジアミノシクロヘキサン (DACH) に由来するその他のC2-対称型配位子もトロストらによって開発された。例えば2-ジフェニルホスフィノ-1-ナフタレンカルボン酸に由来する (R,R)-DACH-ナフチル配位子である。その他のキラルジアミンや2-(ジフェニルホスフィノ)安息香酸から誘導される二座配位ホスフィン含有配位子もまた不斉合成における応用のために開発された。
関連項目
外部リンク
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