トロイホースとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 16:15 UTC 版)
「グレイファントム」の記事における「トロイホースとの関係」の解説
ただし、「トロイホース」と呼ばれる艦は他にも存在する。『モビルスーツバリエーション』におけるホワイトベース級宇宙攻撃空母5番艦・準ホワイトベース級宇宙攻撃空母2番艦トロイホース(艦籍番号:SCVA-73)である。この設定はバンダイ模型部発行の雑誌「模型情報6月号/特別編集モビルスーツバリエーションハンドブック第四集」や講談社発行の書籍『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション 3 連邦軍編』(共に1984年)などに登場する。この艦は文字設定のみの存在ではあるが、上記のトロイホース(グレイファントム)と同名であるがため混同されることが多く、設定も似通っている。 もっとも、『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』自体が当初『モビルスーツバリエーション』のリメイクを意識しており、同名になっているのも意識的に行われたものとされている。例えば、MS-14JG ゲルググJも当初、MS-14B ゲルググ高機動型として発表されており、RX-78NT-1 ガンダムNT-1もRX-78-4 ガンダム4号機として設定されていた(G-4という部隊名やマーキングがその名残)。 両艦で似ている点は以下の通りである。 ペガサス級(ホワイトベース級)5番艦である。 さらに、準ホワイトベース級でもあり、SCVA-72 サラブレッドと同型艦である。 一年戦争中に完成し、実戦に投入されている。 ただし、以下の点で異なっている。 『モビルスーツバリエーション』の設定ではトロイホースは後方で輸送に使用されており、実戦に参加したかどうかは不明。グレイファントムにはMSが配備されており、実戦に参加している。 講談社発行の書籍『機動戦士ガンダム0083 MS WARS』(1993年)ではトロイホースがペガサス級4番艦(改ペガサス級1番艦)、グレイファントムがペガサス級5番艦(改ペガサス級2番艦)とされており、サラブレッドの存在は否定されている。 講談社発行の書籍『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』(2001年)ではサラブレッドおよびトロイホースが「ホワイトベース準同型」、グレイファントムは「グレイファントム型」として別に分類されている。 2003年に発売されたゲーム『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』および、漫画・小説『機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…』によりSCVA-72 サラブレッドが再設定され、グレイファントムは準ホワイトベース級強襲揚陸艦となった。
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