トレール注文
別名:トレーリングストップ注文
英語:Trailing Stop
主に外国為替証拠金取引(FX)において、ストップロス(逆指値)を設定した注文方法のこと。
トレール注文時のストップロスの設定は価格ではなく値幅である。例えば、ストップロスを1円20銭に設定し81円30銭の買いポジションを建てた場合、最初のロスカットのレートは80円10銭となる。その後、為替レートが81円31銭に上昇した場合、ロスカットのレートは80円11銭に切り上げられる。このように、約定後の為替レートが高値を更新するごとにロスカットのレートは切り上げられていく。なお、為替レートが安値を更新してもロスカットのレートは変更されない。
同じように、売りポジションを建てた場合には、為替レートが安値を更新するごとにロスカットのレートが切り下げられていく。
ちなみに、あらかじめ決済額を指定した注文方法には、IFD注文やOCO注文などが挙げられる。
「トレール注文」に関係したコラム
-
CFDにはさまざまな注文方法があります。相場の動きや投資スタイルにより使い分けることで、有利な取引が可能になります。▼成行注文価格を指定しないで注文を行います。だいたいCFD業者の提示する価格かそれに...
-
FX(外国為替証拠金取引)のトレールは、ストップロス(逆指値)を設定した注文方法の1つです。トレールの特徴は、ストップロスの価格が自動的に変更される点です。これにより、最大損失額を限定することが可能に...
-
FX(外国為替証拠金取引)のチャート分析ソフトMT4(Meta Trader 4)では、テクニカル指標でサインが発生した時や売買が約定した時などにアラームが鳴ります。アラームは、ユーザーが自由に設定で...
-
FX(外国為替証拠金取引)のドローダウン(drawdown)とは、口座残高の目減り率のことです。預託証拠金額が10万円から9万円に減少したら10%のドローダウンになります。ドローダウンは、リスク管理の...
- トレール注文のページへのリンク