トリプトファンオペロン
トリプトファンオペロン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/03 09:07 UTC 版)
詳細は「トリプトファンオペロン(英語版)」を参照 大腸菌のトリプトファンオペロン(trpオペロン)は最初に発見された抑制性オペロンで、1953年にジャック・モノーらによって発見された。lacオペロンが低分子(アロラクトース)によって活性化されるのに対し、trpオペロンは低分子(トリプトファン)によって阻害される。lacオペロンではラクトースはリプレッサータンパク質に結合して遺伝子の転写抑制を防ぐが、trpオペロンではトリプトファンはリプレッサータンパク質に結合して遺伝子の転写抑制を可能にする。lacオペロンとは異なり、trpオペロンには段階的調節を可能にするリーダーペプチドとアテニュエーター(英語版)配列が含まれている。このオペロンは共抑制(corepressible)モデルの例である。
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