トリフェニルアミンとは? わかりやすく解説

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トリフェニルアミン

分子式C18H15N
その他の名称Triphenylamine、N,N-Diphenylaniline
体系名:トリフェニルアミン、N,N-ジフェニルアニリン


トリフェニルアミン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/10 00:00 UTC 版)

トリフェニルアミン
Triphenylamine
識別情報
CAS登録番号 603-34-9 
PubChem 11775
ChemSpider 11282 
EC番号 210-035-5
RTECS番号 YK2680000
特性
化学式 C18H15N
モル質量 245.32 g/mol
外観 無色の柱状結晶[1]
密度 0.774 g/cm3
融点

127 °C

沸点

347 - 348 °C

への溶解度 0.315mg/L (25℃、推定値[1]
有機溶媒への溶解度 アセトンベンゼンに可溶
エタノールに微溶[1]
log POW 5.74
危険性
主な危険性 刺激性 (Xi)
Rフレーズ R20/21/22
Sフレーズ S26, S36
引火点 180 °C(開放式)
半数致死量 LD50 3200-6400mg/kg (ラット、経口[1]
関連する物質
関連物質 トリフェニルホスフィン
トリフェニルアルシン
トリフェニルボラン
トリフェニルスチビン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

トリフェニルアミン: Triphenylamine)は芳香族アミンの一種であり、化学式 (C6H5)3N ないしPh3N で表される有機化合物である。ほとんどのアミンが塩基性であるのに対し、トリフェニルアミンは非塩基性である。誘導体は導電性およびエレクトロルミネセンスに有用な特性を有し、有機発光ダイオードの正孔輸送層に使用されている[2]

トリフェニルアミンは、ジフェニルアミンアリール化により作ることができる[3]

脚注

  1. ^ a b c d 製品安全データシート(安全衛生情報センター)
  2. ^ Wei Shi, Suqin Fan, Fei Huang, Wei Yang, Ransheng Liu and Yong Cao "Synthesis of Novel Triphenylamine-based Conjugated Polyelectrolytes and Their Application to Hole-Transport Layer in Polymeric Light-Emitting Diodes" J. Mater. Chem., 2006, 16, 2387-2394. doi:10.1039/B603704F
  3. ^ F. D. Hager "Triphenylamine" Org. Synth. 1941, Coll. Vol. 1, 544.

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