トビリシ首長国時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 05:37 UTC 版)
「グルジアのイスラム教」の記事における「トビリシ首長国時代」の解説
アラブ人は645年、グルジアに初めて姿を現す。しかし、グルジア正教徒から頑強な抵抗に遭ったため、国内の大部分を安定的な支配下に置いたのは735年になってからであった。この年、マルワーン2世がトビリシと近傍の領土の多くを掌握し、同地にアラブ人アミールを配置。アミールはその後バグダッドのカリフか、場合によってはアルメニアのオスティカン(知事)により任命されることとなる。 トビリシ(「アル=テフェリス」)はアラブ時代、イスラム世界と北欧との貿易の中心地に成長。さらに、アラブの重要な基地として、またビザンツ帝国やハザール・カガン国に挟まれた緩衝地帯としての役割も果たす。トビリシでは時が経つに従い、ムスリムが多数を占めるようになってゆく。
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